ED治療薬における医薬品と医薬部外品の違い

バイアグラやシアリスなどの医薬品によってEDを治療している方は、日本国内でも多く見られます。しかし、EDは医薬部外品を使用しても改善できる可能性があることをご存知でしょうか。人によっては、医薬部外品を使用した方がメリットを感じられることもあるため、さまざまな勃起薬の情報を調べておくことが大切です。

ED治療薬の医薬品としては、ほかにもレビトラや、各先発医薬品のジェネリック医薬品を挙げることができます。

医薬品とは有効成分の効果が認められた薬品のことを指しますが、医薬品によって含まれている主な成分は異なっており、効果には個人差も見られます。
そのため、「どの医薬品を選んでも効果を期待できる」とは考えずに、医薬品ごとの特徴を掴んでおくことが大切になるでしょう。

それに対し、配合成分の効果が明示されておらず、予防に重点が置かれているものを医薬部外品と言います。具体的には、サプリメントや市販の精力剤といった製品を指します。

医薬部外品についても、製品によって含まれている成分は大きく異なるため、使用前にはしっかりと確認しておく必要があります。

医薬部外品では、含まれている成分ごとに効果が明記されているわけではありません。
どのような成分に対して、具体的にどのような効果を期待できるのか分からないといったケースが多く、中には全ての成分が表示されていない医薬部外品も見られます。

ただし、国内においては、皮膚障害（アレルギーなど）を引き起こす可能性がある成分の表示は義務づけられています。したがって、特定のアレルギーをお持ちの方でも、成分表示をしっかりとチェックさえすれば、比較的安心して使用することができるでしょう。

効果の即効性については、医薬部外品よりも医薬品の方が高いとされています。しかし、長期的な症状の改善を希望するのであれば、医薬部外品の方が望ましい可能性も考えられます。

医薬品は、一時的に症状を改善するための薬品であるのに対し、医薬部外品の中には身体の自然な機能を取り戻すことを期待できる製品も見られるためです。

このように、医薬品と医薬部外品では配合成分の効果の高さ・持続性などが異なります。
したがって、「何のためにEDを治療するのか」という目的を考え、その目的に沿った治療法を選ぶことが大切になるでしょう。

例えば、若年層の方が恋愛・結婚を最終的な目的としてEDを治療したい場合には、長期的な改善を視野に入れた医薬部外品の方が望ましいこともあります。

副作用のリスクについては、医薬部外品よりも医薬品の方が高い傾向にあります。医薬品には、直接体に作用する有効成分が含まれているため、その分副作用のリスクも高くなるのです。

特に注意が必要なのは、日常的に何らかの薬を服用している方や、特定の疾患を患っている・経験している方などです。

ED治療薬においては、ほとんどの医薬品で併用禁忌薬が定められています。
国内では命に関わる事故も発生しているため、医薬品の使用を考えている場合には、事前に併用禁忌薬や特定の疾患に対するリスクを調べておく必要があるでしょう。

ただし、医薬部外品についても、必ずしも安全であるとは限りません。含まれている成分や、使用する個人の体質などによっては、医薬部外品の方が高リスクになる可能性もあります。
医薬部外品の方が一般的には安全性が高いとされていますが、医薬部外品を使用する際にも、事前にリスクについて調べておくことが望ましいでしょう。

医薬部外品の費用については、1ヵ月分のサプリメントを例に挙げると、3,000円前後のケースが多くなっています。精力剤に関しては、製品によって価格がさまざまであり、1本数百円の製品から3,000円以上の製品まで見られます。

このように、医薬品と医薬部外品とでは、安全性や費用面についても違いが見られるため、さまざまな角度から比較して治療法を選ぶようにしましょう。