#主なED治療薬を開発している製薬会社

バイアグラを開発する製作会社名とその特徴

世の中には数多くのED治療薬が存在していますが、残念ながら全てのED治療薬が安全であるというわけではありません。

また、ED治療薬においては「偽善薬」も存在しており、特に個人輸入によって購入する方は、偽善薬を選ばないように細心の注意を払う必要があります。
そのため、自分にとって安全なED治療薬を選ぶには、各ED治療薬の製作会社の信頼性をチェックすることが望ましいでしょう。そこでこの記事では、ED治療薬の製作会社名とその経歴、特徴などについてご紹介します。

先発医薬品のひとつであるバイアグラは、アメリカのファイザー社が開発したED治療薬です。
ファイザー社は1849年に設立され、1990年代にバイアグラを開発・販売し、巨大企業へと成長を遂げました。1953年には日本法人にあたる「ファイザー株式会社」を設立し、2015年7月現在でも、日本国内においてさまざまな医薬品を販売している企業となっています。

バイアグラのジェネリック医薬品にあたるシルデナフィルに関しては、「陽進堂・あすか製薬」をはじめ、「キッセイ薬品・マイラン製薬」など、さまざまな会社が製造販売承認を取得しています。ただし、マイラン製薬については、製造はしたものの2014年の段階では販売までに至っていません。

会社によって異なるのは、主に服用方法やED治療薬の外見(色や形)、風味などです。いずれのシルデナフィルも主成分はバイアグラと同様になりますが、全ての成分・成分量が同一であるわけではありません。

レビトラを開発する製作会社名とその特徴

バイアグラと同じく、ED治療薬の先発医薬品にあたるレビトラは、「バイエル社」が開発しました。
バイエル社は1863年にドイツで設立され、日独合弁によって1973年には日本に本社を構えました。日本の本社については、「バイエル薬品株式会社」という会社名になっています(2015年8月現在)。

レビトラのジェネリック医薬品であるバリフは、インドのムンバイに本社を構えている「アジャンタファーマ」が製造したとされています。アジャンタファーマは1973年に設立され、バイアグラやシアリスのジェネリック医薬品も製造・販売しています。2000年には株式市場に上場し、さまざまな医薬品の製造・販売に携わっています。

また、インドの「サバメディカ」という会社も、レビトラのジェネリック医薬品にあたるサビトラを製造しています。サバメディカは2003年に設立され、シアリスのジェネリック医薬品も製造・販売しています。インド国内では比較的知名度が高い会社とされており、ED治療薬だけでなく、さまざまなジェネリック医薬品の研究を行っています。

シアリスを開発する製作会社名とその特徴

ED治療薬の中でも比較的副作用リスクが低いとされているシアリスは、「イーライリリー社」が開発しました。
イーライリリー社はアメリカで1901年に設立され、1975年には「日本イーライリリー会社」という社名で日本国内にも進出しています。

シアリスのジェネリック医薬品にあたるタダシップは、インドの会社である「シプラ社」が開発しました。インドでは従業員1万人以上の大企業として知られており、国外ではHIV陽性患者向けの低コスト治療薬も製造しています。
また、同じくシアリスのジェネリック医薬品であるタダリスは、前述したアジャンタファーマ社が製造しています。

ここまででご紹介した内容を一覧表にすると、以下のようになります。

<バイアグラおよびそのジェネリック医薬品の製作会社>
・ファイザー
・陽進堂・あすか製薬
・キッセイ薬品・マイラン製薬

<レビトラおよびそのジェネリック医薬品の製作会社>
・バイエル
・アジャンタファーマ
・サバメディカ

<シアリスおよびそのジェネリック医薬品の製作会社>
・イーライリリー
・シプラ
・アジャンタファーマ

このように、ED治療薬の多くはインドやアメリカに本社を構えている会社が製造・販売に関わっています。海外で開発された医薬品は、日本国内ですぐに認可が下りるわけではないため、ED治療薬には未認可のものが多く存在しています。
未認可の医薬品を購入するには、基本的に個人輸入という手段を選ぶ必要があります。個人輸入でトラブルに巻き込まれるケースも少なくないため、海外のED治療薬を購入する方は、製作会社の情報をしっかりとチェックしておくようにしましょう。

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