男性の性機能改善を目的とした医薬品のなかで、最も知名度が高いのが「バイアグラ」です。狭心症の改善薬として開発された後、臨床試験において勃起の促進作用が発見されました。
主成分「シルデナフィル」が、EDの原因となる酵素「PDE-5(ホスホジエステラーゼ type5)の活性化を阻害し、性器の反応を促進することが解ったのです。
現在では、バイアグラは勃起不全症候群(ED)治療の代名詞となっています。広く支持されていますが、保険適用外のため、1錠あたり1200円~1800円と高額です。そこで、国外メーカーを中心に多数の後発医薬品(ジェネリック)が開発・販売されています。個人使用の場合に限って輸入が認められているため、個人輸入代行業者を経由しての入手が可能です。
ただしその際は、有効成分の含有量に注意しましょう。海外品は1錠あたりシルデナフィル100mg配合が一般的ですが、体格の小さな日本人には過剰です。日本で処方されるのは25mgと50mgが一般的であることから、副作用のおそれが増すため、日本で処方されるシルデナフィル50mgに合わせてピルカッターで割るなど、大きさを調整しましょう。