#ED治療薬の副作用

即効性だけに目を向けないようにしよう

ED治療薬選びにおいて、医薬品の即効性を重視するという方は少なくありません。
即効性の高い医薬品の方が利便性の面で勝ることもありますし、効果が早く現れるため、薬の効果や持続性をチェックしやすくなります。

ただし、ED治療薬を服用することによって、何らかの副作用が生じる可能性を軽視するべきではありません。深刻な副作用症状が生じてしまうと、EDの悩みを解決するどころか、ほかの悩みが増えてしまう恐れもあります。

ED治療薬選びでは即効性だけではなく、安全性にも目を向けることが大切になります。

医薬品の効果や副作用のリスクは、個人の体質や体調によって異なります。そのため、例えば知人が問題なく使用しているED治療薬を選んだからといって、必ずしも安全であるとは限りません。

また、先発医薬品とジェネリック医薬品の主成分や薬効効果は同様であるとされていますが、添加物や成分量については異なる可能性があります。したがって、ジェネリック医薬品の購入を考えている方は、特に安全性に目を向けることが大切になってくるでしょう。

さらに、インターネットサイトなどでよく見られる「偽善薬」にも注意する必要があります。偽善薬は正規品とは成分が大きく異なる可能性があるため、その分副作用のリスクも高くなってしまいます。

主な副作用の症状

では、ED治療薬がもたらす副作用とは、具体的にはどのようなものなのでしょうか。

まずバイアグラの場合、服用した多くの方に、顔がほてったり目が充血して赤くなったりといった症状が見られます。このほか、人によっては頭痛や動悸、鼻づまりなどが起こるケースもあります。これらの症状は服用から5時間程度(バイアグラの効果が切れる頃)で治まる場合がほとんどであるため、それ以上の時間が経過しても改善が見られないときは、速やかに医師などに相談し、指示を仰ぐようにしてください。

なお、バイアグラと一緒に服用できない併用禁忌医薬品としては、硝酸剤・抗ウイルス薬(HIV治療薬)・抗真菌薬・抗不整脈薬などが挙げられます。

また、シアリスやレビトラでも、バイアグラと同様の副作用を引き起こす可能性があります。
シアリスは、上記の症状に加えて消化不良を起こすこともありますが、副作用の発症率自体は、ほかの2つに比べて低くなっています。併用禁忌医薬品としては、硝酸剤が指定されています。

レビトラの併用禁忌医薬品は、バイアグラと同じく硝酸剤・抗ウイルス薬(HIV治療薬)・抗真菌薬・抗不整脈薬となっています。加えて、レビトラを服用する際は、グレープフルーツを食べることが禁止されています。グレープフルーツに含まれる成分が薬の血中濃度を上昇させてしまい、副作用を強めてしまうためです。命に関わる事態も引き起こしかねないため、気をつけるようにしましょう。

安全性の高いED治療薬を選ぶには

このように、ED治療薬によって注意すべき副作用などは変わってきます。したがって、使用に不安を感じている方は、各治療薬の特徴をしっかりと把握しておく必要があるでしょう。

特に注意が必要になるのは、各ED治療薬の併用禁忌医薬品や、使用できない人のタイプなどです。
自分の疾患歴や体調、日常的に服用している医薬品などと照らし合わせながら、安全に使用できるかどうかを慎重に判断するようにしてください。

また、初めてED治療薬を使用する場合には、少量ずつ使用してテストを行う方法も効果的な手段です。最初に服用した際に、細かく自分の体調の変化をチェックして、自分にとって安全性が高い治療薬かどうかを判断しましょう。

ジェネリック医薬品の副作用については、前述で紹介した先発医薬品の副作用と大きな違いは見られません。ただし、使用されている添加剤・成分量などによっては、先発医薬品と異なる副作用が現れる恐れもあるため、細心の注意を払うようにしましょう。

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